保育関連事業 新着情報
三園交流
2018-02-21
5歳児の就学前の取り組みに「三園交流」があります。
近隣の保育園、こども園の5歳児が1年を通して
「地域のこどもとのつながりをもち、仲間の輪を広げる」ことを目的に
・就学を前にして、新しい友達とあそび、顔見知りになる
(できるだけ同じ校区の子どもたちとグループをつくります)
・大きな集団の中でも生活し、あそぶ機会をもつ
・日常とちがう経験をする
・保育士同士が学びあう
というねらいをもって取り組みはじめて30年が経過しました。
(いづみ保育園へ来てくれたこどもたち。「ともだち」の歌を歌っています。)
三園交流半日入園・一日入園では、いつも通っている保育園ではない園で過ごします。
5歳児のこどもたちが園へ到着すると、このように0歳~4歳の園児たちが出迎えて対面式。
一人ひとり名前や就学する小学校名を発表してくれました。
ちょっと緊張するけど、緊張しているのは自分だけじゃなくてみんな一緒だよ、
だから大丈夫、と伝えるようにしています。
はじめは緊張の面持ちでしたが、「みんなあそび」がはじまると、さっきまでの緊張はどこへやら!
どの子にも笑顔が広がります。あそびの力ってすごいな、と思う瞬間です。
翌日は1日入園で、それぞれ家庭で作っていただいたお弁当を食べて2時前まで過ごします。
保育園やこども園に通っているこどもたちは、地域での顔見知りが少ないこともあり、
この取り組みがあることで、入学してから「あっ!三園交流で遊んだな」「なんか知ってる!」と
顔を知ってることからつながりあう、声をかけあう姿があって助かった、と
保護者からも期待されている取り組みのひとつです。
5歳の担任同士も年に数度、顔を合わせて振り返りや打ち合わせをする中で交流し、
付き添いの職員は違う園で過ごしながら保育体験ができ、
他園の実践を学びあえるとても貴重な機会になっています。
日常的に園を超えてこのような経験ができる環境に感謝します。