保育関連事業 新着情報
仮設生活がはじまりました
2018-09-18
老朽化に伴い建て替えが決定したいづみ保育園。
9月15日~17日の3日間は新園舎建設のためお引越しをしました。
0.1歳が4.5歳の部屋へ、4.5歳はホールにお引越しです。
1期工事で、乳児棟を解体して隣の土地とあわせた敷地に
新しく園舎を建設するためです。
さて、3日間でお引越しを済ませ、いよいよ今日から仮設生活がはじまりました。
登園時の子どもたちの様子を見ていると、4.5歳はワクワクした様子さえ感じます。
乳児も環境が変わって戸惑うのではないか、と思っていましたが、
なんといつも通りに飄々と遊び、午睡もでき、そのたくましさにびっくりです。
いづみ保育園にとっては、乳児が2階で生活する経験は初めてなので、
安全に気を付けて保育を行うためにどうしたらいいか、
この間、職員もたくさん考えてくれ、大工さんが頑張ってくれました!!
22日~24日は42年間親しんだ乳児棟がいよいよ解体されます。
お引越しに先駆けて4.5歳児には14日の朝に建て替えのこと、
どんな保育園になるのかイメージ図や模型を見ながら
少しでもこどもたちが想像しやすいようお話をしたところです。
新しい園舎を楽しみに、しばらくの間不便なことがあるだろうに
まかせといて、といわんばかりの姿に感激しました。
ただ、その話のときに「今のいづみほいくえんがすきやのに、さびしいな」
「つぶしてほしくないな」と言った5歳児。
みんなでちょっぴり、ジーンときてしまった場面がありました。
地域の人たち、40数年前に預ける所がなくて困っていた大勢の家族の方々、
当時はまだ劣悪な配置基準だったにも関わらず、最大限よい保育がしたい、
と願った保育士たちのカンパや要求を束ねる活動の形がこの「いづみ保育園」でした。
そういうことを思いながら、これからもこどもたちや保育園を囲む大人たち、
地域の人たちの財産として開かれた保育園でいたいと思います。
14日の夕方には自分たちの荷もつを運びだし、お部屋に「バイバイ」と
手を振ってお別れしていたこどもたち。(担任たちが口々に話してくれました)
そんな当たり前に生活していた場所は新しくなりますが、たくさんのこどもたち、
大人たちに長く愛される保育園でありつづけたいです。
工事ははじまったばかり。
近隣の方々にはご不便、ご迷惑をおかけすることがあるかもしれませんが、
どうぞよろしくお願いいたします。